チャット画面で使えるファイル形式と活用ガイド:画像・PDF・CSV・テキストをAIと共有する
画像・PDF・CSV・テキストファイルをAIチャットへ送信し、その内容をもとに高度な相談や情報分析を受ける方法を解説します。不動産の物件資料・サロンのカルテ・スクールの成績表など、実務シーンでの具体的な活用例も紹介します。
「言葉で説明するより、この資料を見てもらった方が早い」——その感覚を、AIとの対話でも実現できます。
Socrates(ソクラテス)は、テキストだけでなく「マルチモーダル(多形式対応)」な対話に対応しています。
複雑な見積書、スマートフォンのスクリーンショット、膨大な数値データが含まれるCSV——。これらをチャットに直接添付するだけで、AIがその内容を読み解き、具体的なアドバイスや要約を行います。
ただし、ファイル添付付きのメッセージ送信は通常の2倍(2クレジット)が消費されます。活用場面と消費量を理解した上で、賢く使うのが運用のコツです。

1. サポートされているファイル形式と活用シーン
画像画像形式 (JPEG, PNG, WEBP)
スクリーンショットや商品の写真、手書きのメモなどをそのまま送信できます。AIが画像内の文字を読み取り(OCR)、状況を把握します。
- ・「この写真の部屋のスタイルに合うリノベーション案を提案して」
- ・「このスクリーンショットのエラーメッセージはどう対処すればいい?」
- ・「手書きメモを読み取って、内容を整理してください」
PDFPDFドキュメント
カタログ、契約書、他社の提案資料など。複数ページにわたるPDFも、AIが1ページずつ丁寧に読み取ります。
- ・「この契約書の気をつけるべきポイントを教えて」
- ・「カタログの中から〇〇の条件に合う商品を選んでほしい」
- ・「この提案書の内容を3行でまとめて」
CSVCSV (データファイル)
数値リストや売上履歴など。人間が1件ずつ確認するには時間がかかる大量データも、AIが傾向を読み取ります。
- ・「このデータの中で最も多い項目は何ですか?」
- ・「このリストから〇〇の条件に一致する行を抽出してください」
- ・「このデータを見て、気になる点はありますか?」
TXTテキストファイル (TXT, Markdown)
長文の記録や、チャット欄に貼り付けるには長すぎるテキスト情報。形式を気にせず「下書き」として投げ、清書・要約・構成案の作成を依頼する用途に最適です。
2. 「長期記憶」としてのナレッジ化
チャットで添付されたPDF・CSV・画像・テキストは、AIがその場で読み取るだけでなく、「ナレッジ」として保存する「長期記憶」機能でプラン保持期間内ずっと参照可能にすることもできます。
たとえば、お客様が「現在使っている機器のマニュアル」を一度添付すれば、次回以降の相談でも「先日いただいたマニュアルによると…」と文脈を引き継いだ回答が可能になります。これが「1回の添付で終わらない、積み上がる対話」の実現方法です。
3. ファイル添付を管理者側で制御する方法
公開チャット(パブリックモード)では、初期状態でファイル添付が無効になっている場合があります。管理者が管理画面でファイル添付を有効化することで、お客様が直接ファイルを送信できる状態になります。
ファイル添付を有効にする際は、2クレジット消費という点を念頭に置き、プランのクレジット上限と照らし合わせて判断してください。相談内容が複雑で資料が必要な業種では有効にすると有用です。一方、シンプルなFAQ対応のみが目的の場合は無効のままでも問題ありません。
ℹ️ ファイル添付が特に有効な業種・用途:
- 不動産・リノベーション:物件写真・間取り図・見積書を送ってAIに内容を確認してもらう
- B2B・コンサル:提案書・仕様書を送って「改善すべき点」をAIに指摘してもらう
- 教育・スクール:テスト問題・課題資料を送って解説を求める
- 医療・クリニック:検査結果レポートを送って「次にすべきこと」の案内(ただしAIの医療判断は限定的であることを明記した上で)
4. 精度を高めるための実践ポイント
ファイル添付の精度を最大化するために、以下の点を意識してください。
- 画像は「明るく・まっすぐ・ピントが合った状態」で撮る
反射した照明・極端な斜め撮影・ピントぼけは認識精度を下げます。特に文字情報が重要な資料は、条件を整えてから撮影してください。 - PDFはテキスト埋め込み版を優先する
印刷してスキャンしたPDFより、デジタルで作成したPDF(Wordからの書き出しなど)の方が文字認識精度が高くなります。 - CSVは「ヘッダー行あり」で整理する
1行目に列名(「商品名」「価格」「在庫」など)が入っているCSVは、AIがデータの意味を把握しやすくなります。 - 「このファイルの〇〇を教えてください」と具体的に質問する
ファイルだけ送って何も言わないより、「このPDFの料金表を見て、〇〇プランの価格を教えて」と具体的に依頼する方が、的確な回答が返ってきます。
「ファイル添付」を使う場面と使わない場面の判断
ファイル添付は便利な機能ですが、2クレジット消費という点も考慮して、使うべき場面と使わない場面を整理しておくと運用が安定します。
- ファイル添付が効果的な場面
・文字では説明しにくい視覚的な情報(写真・図面・デザイン案)
・多量のデータから特定情報を抽出したいとき(CSV・大量テキスト)
・複数ページにわたる資料を一括で分析してほしいとき(PDF・長文レポート) - テキスト入力の方が適している場面
・短い質問・単純なFAQ対応
・ナレッジに既に登録されている情報への問い合わせ
・クレジット消費を抑えたいシンプルな対話
この使い分けを意識することで、クレジットを効率よく使いながら、必要なときに最大の効果を引き出せます。
よくある質問
Q1. ファイル添付は1回のメッセージで何ファイルまで送れますか?
1回のメッセージに添付できるファイル数と容量の上限は、プランやシステム設定によります。詳細は管理画面またはサポートにてご確認ください。
Q2. 添付ファイルの内容はAIの学習に使われますか?
いいえ。送信されたデータはAIモデルの学習に再利用されない設定です。また、ファイルはプランごとの保持期間を過ぎるとシステムから物理的に削除されます。
Q3. ファイル添付で消費する2クレジットとは何ですか?
Socratesでは通常のテキスト送信が1クレジット消費するのに対して、ファイル添付が含まれるメッセージは2クレジット消費します。プランのクレジット上限と照らし合わせて、添付機能の有効化を判断してください。
Q4. 動画ファイルは送れますか?
現在、動画ファイルへの対応はありません。対応形式は画像(JPEG・PNG・WEBP)・PDF・CSV・テキストファイルです。
Q5. AIがファイルの内容を読み取れない場合はどうなりますか?
読み取れない部分については「内容を確認できませんでした」という旨の回答が返ります。画像品質が低い場合は撮り直し、PDFが暗号化されている場合はロックを解除してから再送信してください。
Q6. お客様がファイルを送れる状態にするにはどう設定しますか?
管理画面のチャット設定からファイル添付機能を有効化できます。パブリックモードでは初期状態で無効の場合があります。有効化後は実際に自分でテスト送信して動作確認してください。
関連ガイド
- ナレッジ(RAG)管理の基本 — 管理者が事前にファイルを登録してAIに学習させる方法
- OCR精度を高める編集術 — 画像・PDFの文字認識精度を上げるコツ
- CRMと個別対話履歴の活用 — 添付ファイルを長期記憶として蓄積する方法
資料を「投げる」だけで、接客はここまでスマートになります。
Socrates のマルチモーダル対話で、Webサイトを24時間稼働の「超・優秀な相談窓口」へ変えてください。